【就活】IBJの選考対策・企業研究情報|結婚支援から人生サポートへ

この記事について

結婚相談所・マッチングサービス・婚活パーティーなど結婚に関する総合支援を行う企業「IBJ」の就職に役立つ情報を掲載しています。企業に関する概要はもちろん、婚活ビジネス市場の将来性、面接で聞かれる質問、IBJの今後の展望・将来性を網羅してご紹介します。

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目次

企業概要

快進撃中の国産婚活ビジネス企業


株式会社IBJは、婚活パーティー企画、結婚相談所事業をはじめ、「結婚」に関する事業を行っている企業です。
近年では先述したような「結婚したい人同士をマッチングさせる」従来の婚活サービスに留まらず、結婚相談所ネットワークの運営、ハネムーンに特化した旅行代理店など、関連事業への進出を行っています。

企業情報

社名株式会社IBJ
資本金6億9958万円
売上高(連結)152億8200万円
営業利益(連結)23億3900万円
自己資本比率43.7%
従業員数(連結)753名

(上記情報はすべて2019年3月期決算報告書に基づくものです)

企業研究

事業内容


結婚相談所(IBJメンバーズ)、婚活パーティー(PARTY☆PARTY)、オンライン婚活(ブライダルネット)、合コン(Rush)など、結婚したい男女をくっつけるサービスを主要事業として営んでいます。
IBJのサービスを通して結婚する人は年間6000件。一見そこまで多いようには見えませんが、年間の結婚組数は60万件であり、実に100組に1件はIBJを通して結婚している計算になります。
その他、「IBJ Wedding」「ウエディングnavi」といったサービスを通じて、マッチングが成立したユーザーのブライダルを支援したり、「IBJ旅コンシェルジュ」でハネムーン旅行の手配をしたり、「IBJライフデザインサポート」を通して結婚後の人生設計までサポートするなど、従来の結婚関連サービスに留まらず、貪欲に周辺領域を開拓していく貪欲さを見せています。
このようにIBJはまだまだ成長中の企業であり、今後も積極的に事業の幅を広げていくことが予想されます。

競合企業

IBJの直接的な競合企業として、次のような企業群が挙げられます。

  • リクルート(ゼクシィ、ゼクシィ縁結びPARTY)
  • エクシオジャパン(婚活のエクシオ)
  • シャン・クレール

国内においては生涯未婚率が上昇しているものの、依然として婚活ビジネス市場は年々拡大傾向にあります。
そのような流れの中で、リクルートのグループ企業が本格参入するなどIBJの競合企業は今後も増えることが予想されます。

企業買収

IBJは競合婚活サービス企業を次々に買収し、事業規模を拡大しています。
代表的なところで、次のような例が挙げられます:

  1. 2009年、ブライダルネットの吸収合併
  2. 2019年、サンマリエ(結婚相談所)の買収
  3. 2020年、ツヴァイ(結婚相談所、イオングループ系列)の買収

IBJは2006年創立のまだまだ若い企業ではありますが、創立3年にして既に他企業を買収しています。
また、2012年にJASDAQに上場を果たしたかと思えば2014年には東証二部に、2015年には東証一部へと連続で市場変更を果たしています。
勿論のことながら、JASDAQより東証二部、東証二部より東証一部のほうが上場基準が厳しいため、IBJの快進撃をここからも読み取ることが出来るのではないでしょうか。(尤も、指定替えの場合は直接上場に比べて基準は緩いですが…)

IBJの将来性

婚活市場はまだまだ健在

平成25年版厚生労働白書(PDF)」より

御存知の通り、日本においては年々未婚率・生涯未婚率がともに上昇傾向にあります。
国勢調査によれば、2020年度の生涯未婚率は男性23.4%女性14.1%、これが2040年には男性29.5%女性18.7%まで増加すると予測されています。
一方で厚生労働白書(上記画像)によれば「一生結婚するつもりはない」人の割合は男女ともに10%前後であり、ほとんどの未婚者に結婚意思があることが読み取れます。
すなわち「不本意な生涯未婚」を遂げる層が一定層存在するということにほかなりません。
婚活ビジネス企業は益々増加するであろう、それらのユーザー層を相手取ったビジネスを継続することができるだろうと思われます。
したがって、一朝一夕で婚活ビジネス市場が揺るがされる心配は比較的薄く、数十年規模にわたって安心して関わることができる業界と言えます。
もっとも、先に見たように新規参入企業も数多く、競争の激化が予想されるところです。

業績推移の将来性


決算短信より、2013年から昨年度までの売上高および経常利益の推移をグラフ化しました。
美しいまでに右肩上がりのグラフを描いており、これまで非常に順調に企業価値を増してきたことが分かります。
新型コロナウイルスの影響で2020年から数年は事業拡大に陰りが見えるかもしれませんが、自己資本比率は40~50%あたりで推移しており、そこそこの資金力を保有しているため、経営が脅かされるような心配は無いでしょう。

事業展開の将来性

IBJはかねてよりブライダルネットの吸収合併などを通してオンライン婚活サービスの拡充に取り組んでいます。
2020年3月には、子会社であるDiverseがLINE株式会社と「HOP株式会社」を設立、マッチングサービス事業を開始するプレスリリースが発表されました。
マッチングサービスといえばPairs、Omiai、タップル誕生など、すでに多数の企業が参入しているフィールドになります。
そこに、既に国内の一大インフラと言っても過言ではないLINEとのアライアンスを組んで参戦するということです。
サクラやなりすまし防止といった観点からLINEのユーザーデータベースを活用できる点、LINE系列サービスとして多くの潜在顧客にアプローチできるなど、他社と差別化できる要素が多くあるため、今後の展望が楽しみなサービスです。
(参考:PRTimes)

IBJの今後の方針

IBJは中期経営計画を公表しているため、こちらを参照することで大まかな企業の今後の方針を把握することができます。

  • 婚活事業・周辺領域への積極的なM&A
  • 首都圏・中部・関西に加え、全国規模でのネットワーク構築
  • 国際結婚支援の拡充

先に述べたように、IBJはM&Aを通して事業領域を積極的に拡大しています。
婚活を中心に、人の人生をトータルでサポートしたいと考える求職者の方にはもってこいの企業だと思います。
参考:IBJの「中期経営計画」(2018年~2022年)

本サイトでは中期経営計画から志望動機を考えることをオススメしています!
具体的な方法については、上の画像をクリック!

IBJの選考対策

ここからは、IBJに就職したい方に向けた情報を掲載しています。
IBJは通年採用を行っており、募集職種も2通りあります。

  • 総合職(東京)
  • エリア限定職(関西・中部)

総合職では企画職をはじめ本社機能に関する部署や、営業・エンジニア・デザイナーなどの部署に配属されます。
一方で、エリア限定職では主に営業の仕事を担当します。

選考フロー

1次面接→2次面接→最終面接→内定
面接はすべて学生1人対面接官1人~2人。
面接で訊かれる内容は非常にオーソドックスなものになります。

  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 入社後にやりたい仕事
  • IBJで働くことに不安はないか
  • 転勤は大丈夫か
  • キャリアプラン
  • 逆質問

これらが主に質問として投げかけられます。
自分なりの企業理解に基づいて、冷静に受け答えをすれば特に問題はないでしょう。
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年収など

基本情報

  • 従業員数:424人
  • 平均年齢:34.1歳
  • 平均勤続年数:4.0年
  • 平均年収:450.2万円

セグメント別従業員数

  • 婚活事業:354人
  • ライフデザイン事業:20人
  • 全社:50人

(第14期有価証券報告書より抜粋)
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