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目次
はじめに
就職活動も電子化が進み、殆どの企業が「エントリー管理システム」というものを購入しています。
中でもメジャーなものは、マイナビが提供しているAOLでしょう。
上の画像のようなページに見覚えはありませんか?これがAOLです。
他にもいくつかのエントリー管理システムがありますが、出来ることは大して変わらず、ESの提出や面接予約などを一元管理できるようになっています。
今回の記事は、こうした就活における企業マイページを退会してしまった方向けのものとなります。
「間違えて退会してしまったけどどうしよう?」「退会したいんだけど、あとから再登録できるのかな?」「アカウント退会は選考に影響しないか?」
こんな疑問にお答えします!
再登録はできるのか?
結論から申し上げると、退会しても再登録は可能です。
しかし、1つだけ、非常に重要な注意事項があります。
それは、手動で企業に問い合わせしないと再登録ができないということです。
マイページ退会後、もう一度登録しようとすると上の画像のように「登録はお一人様につき一度限りです。」と表示され、登録できません。
次のような理由から多重登録防止措置が取られていると考えることができます。
- 1人で何枚もエントリーシートを提出されることを防ぐため
- 1人が何回も適性検査を受検することを防ぐため
- スパムによる自動登録を防ぐため
特に、適性検査の受験は1人あたり数千円するため、1人でいくつもアカウントを作られては金銭的な損害が生じることにもなります。
そのため、名前や住所、電話番号などを複合的に重複チェックして、多重アカウント登録ができないようになっています。
たとえば住所を変えても大学名など他の入力情報に重複があれば登録できない仕組みになっています。
再登録の方法
再登録するには、企業の採用担当者に問い合わせるしかない
残念ながら、再登録するには企業の採用担当者に問い合わせるしかありません。
公式サイト上でのアカウント復活措置などはなく、また採用マイページを開発している企業に問い合わせることもできません。
これはAOLに限らず、ヒューマネージのi-web(アドレスがi-web.jpn.comの採用マイページ)など、あらゆるマイページプラットフォームで同一です。
「登録できません」というメッセージとともに、問い合わせ先メールアドレスが記載されているので、そちらにメールを送信しましょう。
とはいえ、メールアドレスの記載がない場合もあります。その場合は採用サイトなどで問い合わせ先を見つけましょう。
再登録申請の際の文面
間違えてアカウントを消したのは自分のミスなので、普通の問い合わせ以上に失礼のない文面を心がける必要があります。
再登録をお願いするメールに使える文面をご紹介します。
株式会社ABC
採用ご担当者様
お世話になっております。
貴社の選考を受けさせていただきたく思っております、
退会大学 退会学部の退会 太郎と申します。
貴社の採用マイページ会員サービスにつきまして、
操作を誤り退会してしまったため、再登録をお願いしたく
ご連絡差し上げました。
登録内容は以下の通りとなります。
ID番号 :(退会前のIDを入力)
名前 :退会 太郎 (タイカイ タロウ)
学校名 :退会大学
学部・学科名:退会学部 退会学科
現住所 :〒000-0123 XX県YY市…
電話番号 :012-3456-7890
ご多用中、誠に勝手なお願いとは存じますが、
ご対応いただけましたら幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。
「どうしてアカウントを削除してしまったのか?」という点について、わざわざ理由を書いて弁明する必要はないでしょう。
当たり障りの無いよう「操作を誤った」などと書いておくと良いかと思います。
アカウント削除で選考が不利になるのか?
これについては企業によりけりでしょうが、基本的に不利になることは無いと考えて良いでしょう。
実際、私も再登録申請した企業から内定を頂いていますし、採用担当者側もいちいち再登録申請してきた人の名前など覚えていないかと思います。
とはいえ、アカウント削除からの再登録申請は他の人より悪目立ちしてしまう行為には変わりないため、誠意ある対応が重要です。
申請メールはもちろん、再登録して貰った後のお礼メールなど、最低限のマナーはわきまえるようにするのが懸命かと思います。
おわりに
本日の記事では、「採用マイページを退会した場合の対処法」や「選考への影響」という点についてご説明しました。
就職活動が完全に終了するまでは不用意に採用マイページを退会しないことが一番だとは思いますが、何らかの理由があって退会してしまう場合もあるかと思います。
その際には泣き寝入りする必要はなく、ちゃんと手順を踏めばアカウントを復活させることができるということがお分かりいただけたかと思います。
最後まで諦めず就活頑張っていきましょう!