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「みんなの就職活動日記」とは?
「みんなの就職活動日記」(以下、みん就)は、楽天が提供する就活生向け掲示板です。
「みん就フォーラム」など合説イベントも開催していますが、正直「みん就使ってる」とバレたくないので参加したくないです。(笑)
さて、掲示板方式を取る「みん就」は情報のリアルタイム性が就活プラットフォームで最も高いため、使っている方も多いのではないでしょうか。
そんな中で気になるのが「匿名掲示板特有のウソ・捏造」ですね。
筆者は1年間の就職活動を通してずっとみん就に張り付いていたので(笑)、信憑性の有無を感覚で判断できるようになってしまいました。
本記事では、みん就のウソ判別方法と、正しい使い方をご紹介します。
みん就にウソは有るのか
結論から言えば、みん就はウソだらけです。匿名掲示板の宿命ですね。
10の書き込みがあったら、3はウソ、5は不正確な情報、2は本当くらいの割合じゃないでしょうか。
ウソの見分け方
「感謝ください」系
みん就で「通過している人数」を知りたい人が、「感謝」機能を用いてその概数を把握しようとする光景はみん就の風物詩です。
これはボタン1つ押すだけなので、ウソをつく側としても最も楽な部類に入ります。
しかし、ウソが混じっていたとしても大体正しい数字になるというのが経験則です。
- 選考を受けているがみん就を見ていない人の存在
- 選考を受けておりみん就も見ているがボタンを押さない人の存在
これら2パターンの方々の存在を考慮すると、ウソ込みでも感謝数の80%~120%くらいに実際の人数が収斂していると感じます。
(これは業種に依ります。IT系等の場合特に正確な気がします。)
もっとも、感謝の数が1~3個の場合は信憑性0と考えて良いでしょう。
「面接内容」系
面接を受けた人が、面接で訊かれた内容を掲示板に残してくれるケースがあります。
結論から言えば、こういった種類の書き込みは参考にするべきではありません。
- 面接の内容は十人十色
- 本人特定を避けるためボカしている可能性が高い
そもそも、面接の内容なぞ面接官の人柄やESの内容で変わるに決まっています。
全員に同じ質問をしている会社があるとしたら、そのような会社には絶対入るべきではありません。
ウソでなくても、鵜呑みにしてはいけない
しかし、たとえ情報がウソでなかったとしても、書かれた内容を鵜呑みにするべきではありません。
その理由として、企業の採用活動は1から10まで画一的なものではないからです。
たとえば選考通過の書き込みがあったとしましょう。
この場合においてあなたに通過連絡が来ていない場合、次の4通りの事態が考えられます。
- その人が特別(早期選考ルートに入っている等)
- あなたが特別(補欠ルートに入っている等)
- あなたが特別(落ちている)
- 何も特別じゃない(順番に結果の連絡をしているだけ等)
3つ目の場合は最悪ですが、1つ目および2つ目、そして4つ目の場合はあなたにも十分チャンスが残されています。
つまり、選考通過している人がいるからといって、あなたが落ちているとは限らないということですね。
特に電話で結果連絡をしている企業の場合は、同じタームで合格していても結果連絡に2~3日のズレが生じることなどザラです。
もっとも「シュレディンガーの猫」と違って、あなたが選考結果を観測するか否かに関わらず会社内では既に合否が決しています。
やっぱり、いくら掲示板をチェックしようが無意味ですね。
みん就の正しい使い方
無我の境地で見る
何が書かれていようと無心を貫くべきです。
「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」らしいですよ。
撹乱する側に回る
他人のウソにドギマギするくらいなら、こちらから撹乱しに行くくらいの勢いで行っては如何でしょうか。
匿名掲示板の情報を鵜呑みにする時点で敗北濃厚です。背中を押してあげましょう(笑)
使わない
これが一番です。
他人と選考の進捗を比較したところで無意味ですし、他にもっとやるべきことがある筈です。
掲示板を見る時間があったら、ESの内容から面接の想定問答集でも考えたほうが万倍マシです。
身バレの危険性もある
企業にもよりますが、採用担当者がみん就をチェックしている可能性も0ではありません。
面接内容や面接日時など本人特定の可能性がある情報を安易に書き込むことには大きな危険が伴います。
匿名掲示板で個人を特定できる情報を書き込む、ネットリテラシーのない人間は企業には不要と判断される可能性が高いです。
(採用リスクが高いと判断されます。採用リスクについて詳しい情報はこちらの記事をご参照ください。)
このような危険をわざわざ冒して、敵に塩を送るような真似をする人の気が全く分かりません。
おわりに
タイトル詐欺になってしまいましたが、みん就はウソだらけ且つ、あまり見る意味もないということをお伝えしました。
繰り返しになりますが、みん就を見る暇があるなら選考対策を進めるか、もしくは就活のことを完全に忘れてゲームでもしたほうが良いと断言します。
選考結果が不安なのは痛いほどわかりますが、効率的に立ち回りましょう。