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目次
このページに記載の内容は2021年卒時点の情報を基にしています。
最新の情報とは異なる場合がありますので、必ず企業ホームページ等をご確認ください。
企業概要
幅広い事業展開・バランスの良い収益
名古屋鉄道は、愛知県を中心に鉄道路線を持っている鉄道事業者です。
しかし、その一方で鉄道事業による収益は25%にとどまり、残り75%は他の事業で稼ぎ出している多角経営企業でもあります。
他地域の同業企業である阪急阪神ホールディングスに比べ、売上高の分散が上手くできている印象があります。
東海地方はトヨタのお膝元ということもあって超自動車社会です。
そのこともあり、中京圏の輸送人員別交通機関比率に占める鉄道利用割合は2割にとどまります。
(参考までに、首都圏・大阪都市圏では鉄道割合が半分を超えます)
だからこそ、鉄道に縛られない収益源の確保が必須なんですね!
それでは、各事業について簡潔にご説明します。
交通事業
鉄道のみならず、バス・タクシーを含む
鉄道事業のみならず、名鉄バス・名鉄観光バス・名鉄タクシーなどの事業が交通事業には含まれます。
鉄道事業においては、赤字路線の廃止を行い路線長445kmとなりましたが、それでも私鉄3位の路線距離を誇ります。
セントレア⇔名古屋間の路線を独占
愛知県にとっての玄関口であるセントレア(中部国際空港)から名古屋など各方面へ向かうための路線は名古屋鉄道だけが保有しています。
他のセントレアからの交通手段といえばバスが挙げられますが、ここでも名鉄バスを運営しているため収益が上がります。
セントレアの年間利用者数は1262万人です。
そのうち何割が名鉄または名鉄バスを利用しているかについては調査できませんでしたが、名鉄グループの売上に大きく貢献していることは確実でしょう。
運送事業
名鉄運輸・太平洋フェリー・名鉄海上観光船などが含まれます。
陸運・海運事業ですね。
このセグメントの収益の柱は名鉄運輸でしょう。名証二部に上場しており、日本全国に路線網を持っています。
不動産
名鉄不動産・名鉄コミュニティライフが含まれます。
名鉄不動産は首都圏や関西圏においても分譲マンション販売を行うほか、名鉄インを運営しています。
(名鉄インはレジャー・サービスセグメントに計上)
レジャー・サービス
名鉄グランドホテルや、日本モンキーパークを運営する名鉄インプレス、長良川沿いに存在する岐阜グランドホテルが含まれます。
愛知県民ならば遠足等で日本モンキーパークに行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
流通
名鉄百貨店、名鉄協商パーキングやレストラン運営を行う名鉄協商、名鉄駅構内の売店運営を行う名鉄産業が含まれます。
2017年→2018年にかけて名鉄グループ内で最も増収率の高かったセグメントです。
航空関連
中日本航空が含まれます。
県営名古屋空港を拠点に、航空写真の撮影やEMS事業を行っています。
また、ドクターヘリの運行箇所が国内事業者中最多であることが特徴でしょう。
企業方針
中長期経営計画
https://www.meitetsu.co.jp/profile/ir/reference/disclosure/tekiji180326.pdf
名鉄グループでは、「VISION2030~未来への挑戦~」および「BUILD UP 2020」と題して中長期経営計画を公表しています。
東京一極集中や少子高齢化による人口減少など、名古屋鉄道グループが抱える潜在的課題に対処するためのグループ戦略が記載されていますので、ぜひ読んでおきましょう。
本サイトでは中期経営計画から志望動機を考えることをオススメしています!
具体的な方法については、上の画像をクリック!
採用情報
名古屋鉄道に総合職で入社すると、将来的にグループ会社の経営を任されるキャリアを歩むことになると思われます。
将来が約束されているといえば聞こえはいいですが、その反面人間を率いるリーダーシップやポテンシャルが求められます。
インターンシップ優遇
なし(?)
2daysのインターンシップが開催されますが、本選考への影響はないと明言されます。
(実際、リクルーターが付いたりといったことは無い模様)
確かに本選考解禁が非インターン参加者と同じである等、表立った優遇はありません。
しかし、実際のところは内々に評価されていることでしょう。
総合職採用人数は30名前後と限られた枠を争う戦いになります。
志望度が高いならばインターンシップには絶対に参加し、着実に高評価を得ておきましょう。
その他優遇
なし
就職難易度
★★★☆☆(3/5)
名古屋財界の雄ですから、名古屋大学をはじめとする高学歴大学生に人気の企業です。
一方で、名古屋が地元であるか、東海地方の大学に通う大学生以外が受けるメリットは一切ない企業ですから、志望者の幅は狭いと思われます。
本選考に応募するためにはオフラインの説明会に参加することが必須ですから、なおさら志望度の低い学生は絞られますね。
志望者が見ておくべきコンテンツ
赤字路線の廃止
https://toyokeizai.net/articles/-/141033
名古屋鉄道は、その事業範囲からJR東海と競争せざるを得ません。
そのような競争に晒される中の取り組みを知るには良い一例ではないでしょうか。
年収など
従業員情報
- 従業員数:5086人
- 平均年齢:43.9歳
- 平均勤続年数:23.6年
- 平均年収:605.5万円
セグメント別従業員数
- 交通事業:4067人
- 不動産事業:23人
- レジャー・サービス事業:16人
- その他事業:19人
- 全社:961人
https://www.meitetsu.co.jp/profile/ir/reference/securities/yukashoken155.pdf